ごあいさつ
このたび福岡市南区清水に開業させていただくことになりました、院長の見明彰と申します。私はここ清水から程近い、南区塩原の九州中央病院で研修医生活をスタートし、皮膚科医となった後も長い期間(計7年半)勤務してまいりました。なじみのある地域でクリニックをスタートすることができ、大変嬉しく思っております。
皮膚科医をしていますと、普段から知人に皮膚の悩み相談をされることがよくあります。そうしますと、想像よりもずっと多くの方々が皮膚の悩みをお持ちであることを実感するのです。もし、そういったお悩みを気軽に相談できる場があれば、微力ながら自分なりの形で地域のお役に立てるのではないか?とかねてより考えておりました。皮膚科専門医の立場から、根拠に基づいた、それでいて心の通った皮膚科医療を提供したいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
院長 見明 彰 みあけ しょう
プロフィール
「見明」という苗字は珍しく、読み方で戸惑われることも多いため、ひらがなで「みあけ皮ふ科」と屋号を決めました。出身は筑紫野市で、久留米大学を卒業後、九州大学皮膚科に入局し経験を積んでまいりました。身体を動かすのが好きで、たしなむ程度ですが学生時代からバスケットボールを続けております。ちなみにクリニックのロゴのオレンジはバスケットボールの色です。大学院ではアトピー性皮膚炎や乾癬の研究を専門にしておりましたが、専門に偏らず幅広い皮膚科医療を提供できればと思います。大学院ではアトピー性皮膚炎や乾癬の研究を専門にしておりましたが、勤務医時代はにきび、みずむしから皮膚がんの手術まで、幅広く診療を行っておりました。専門に偏りすぎず、柔軟な皮膚科医療を提供できればと思っています。
学歴
久留米大学卒業
九州大学大学院卒業
職歴
2008年 |
九州中央病院 初期研修医 |
2010年 |
九州大学皮膚科入局 |
2010年 |
九州大学病院 皮膚科医員 |
2011年 |
中対馬病院 皮膚科医員 |
2012年 |
九州中央病院 皮膚科医員 |
2016年 |
九州大学大学院 |
2019年 |
九州中央病院 皮膚科医長 |
資格
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
医学博士
所属学会
日本皮膚科学会
日本臨床皮膚科医会
日本研究皮膚科学会
日本小児皮膚科学会
受賞
2019年 |
SID/JSID Young Fellow Collegiality Awards |
2019年 |
皮膚総合研究奨励賞(堀賞) |
ロゴについて
みあけ皮ふ科のロゴは、オレンジ色の六角形にMHの文字を書き入れたシンプルなものです。MHは「みあけ皮ふ科」からシンプルに頭文字を取りました。オレンジ色は、バスケットボールの色です。六角形の由来は、ちょっと小難しい話になります。
皮膚は体の外と体の中を隔てる強固な「壁」としての重要な役割があり、体にとって有害な物質が簡単に体内に侵入できないようになっています。皮膚には表皮という層があり、大部分は表皮角化細胞(ケラチノサイト)で構成されています。たくさんのケラチノサイトがお互いに強固に結びつくことで、バリアを形成しているのです。最近の研究で、1個1個のケラチノサイトのかたちに注目すると、「ケルビン14面体(切頂八面体)」という立体構造をしていることがわかりました(※1)。ケルビン14面体は空間を効率よく埋めるために合理的な構造であり、たとえばせっけんの泡なども自然にこの形になるそうです。表皮には密にケラチノサイトが詰め込まれており、誰に指示されたわけでもなくケルビン14面体のかたちを取ることで効率的に空間を埋めていることになります。はじめてこの話を学会の講演で聞いたとき、とても感激したため、このケルビン14面体の大きな面の六角形をロゴに使いたいと思いました。